Davidoff Swiss Indoors 2008
Basel, Switzerland
October 20-26, 2008
€891,000 / 32 Draw
Carpet
Semifinals
[1] R Federer (SUI) d F Lopez (ESP) 63 62
「完全にゲームを支配した」という感じのガッツポーズですね。
ナルバンディアン/デルポトロ戦はナルバンディアンのリベンジに終わりましたね。
PCでその戦いを見つつもう一方でGAORA放送のリンツSFを見てました。
なぜか。カデール・ヌーニ(Kader Nouni(Fra))さんが主審してたからですw
イヴァノビッチのプレイは相変わらず不安定で、見てて苛立ちを覚えるのですが、ヌーニさんの声が聞きたくて見てましたw
痛めた背中はまだつっている状態。つった余韻なのかまだつっているのかよくわかりませんが、あごを引くと背中の筋肉が引っ張られて痛いです。
終始顎を上げていないといけません。明日、朝一で整形外科に行こうと思う。
たぶん、シップ貼って終わりだと思うんですが。。。
さて、
昨夜のロジャーは何も言うことなしのプレイぶりでした。
ロペス、ブレーク戦を見ていたので、フォアから繰り出されるダウンザラインが恐かったんですが、昨夜はサーブがあまり入らず、ネットにも思ったより出てこなかったので、なんとなく安心して見てられました。
1st set(
stats)
RF K K KBK K
FL K K K
このスコアから分かるとおり、後半ぐっとギアを入れてとりたいときにとって、後キープすれば終わりって感じがみえます。
ロペスの恐いところは、ブレーク戦でも見せたカウンター気味のフォアのダウンザラインと、バックのスライスでつないだ後のフラットドライブの強打。なんといっても210km/hを越す1stサービス。サウスポー特有の回転によるデュースサイドからセンターへ、アドサイドからワイドへバック側へ逃げていきます。
しかし、昨夜はロジャーがサーブをうまくブロックしていたせいかあまりその脅威は感じられませんでした。
ラリーでもあえてバックを狙ったショットを出し、スライスでつなぐロペスをダウンザラインの強打で追いつめるシーンがよく見られました。
ピンチらしいピンチは、3rdゲーム。
30-0と先行するもそこから粘られ、40-40#3、30-40、40-Aと2つのBPをにぎられました。40-Aとなったときはダブルフォルトでポイントを失ってます。
そこから集中力をあげ、サービスポイントで40-40、A-40と挽回し、キープ成功。
落ち着いていて回りもよく見えていることがよくわかりました。
今日のロジャーはサービスエースがいつもより多かったです。それもロペスが追い上げそうなときにだまらせるようなエース、エース級がほとんど。
試合前のインタビューでも、ロペスはそんなにリターンが良い選手ではないので、サービスの配球を考えてしっかりキープしていけば問題ないと言ってました。
それが結果的にエースの量産になったわけですね(Total Ace 15個)。
4thゲームでも40-Aとブレイクチャンスがありましたが、ここは無理せず次の機会を待つ感じでした。
で、5thゲームを楽にキープ後、6thゲーム。
ロペスにプレッシャーがかかっていたのか、15-40で2つのBPからブレイクアップ。
おや?っと思えるほど簡単にとってしまいました。
ブレイク後の7thゲームは、UEから40-40までもつれましたが、きっちりキープ。
ロペスも流れを変えようと8thゲームは3つのサービス・エースで楽にキープ。
ロジャーは次のサービスゲームに集中していたのか、そのゲームを捨てているようにも見えました。
9thゲーム、ロジャーのServing for the Set
ポンポンと2本のサービスで30-0とし、40-30から1stセット先取。
35分という見ている側にはあまりにもあっけないセットでした。
二人ともネットプレイヤーということもあり、ラリーが少ない、エースや二の矢で終わるショートポイントでの展開ということもあると思います。
2nd set(
stats)
RF BK K KBK
FL K K
このセットは完全にロジャーが支配してました。
1stセット先取後のセットの流れをつかめる1stゲーム。硬くなったのか、ロペスのダブルフォルトで30-40といきなりブレイクチャンス。ここをラリーからポイントし、「C'mon!」の雄たけび。
「ダブルフォルトでチャンスがきた。流れを呼び込める。」というロジャーの考えがわかる叫びでした。
そこから気持ちが乗ったのか、2ndゲーム、4thゲームのサービスゲームをラブゲームキープ。
対するロペスはブレイクダウン後、3rdゲームをサービスポイントを含むラブゲームキープ。5thゲームも40-30から楽にキープしてました。
この間、ロジャーはあまりギアを上げてないようにも見えました。
6thゲーム。ロジャーのサービスゲームでは、40-15からサーブ&ボレーでさくっとキープし、好調さをアピール。
続く7thゲーム、40-15から、バックのダウンザラインのパスが決まりました。
このパスはロジャーの腕、手首の使い方からなせる業の一つ。
こりゃますます調子あがってきたなと思いました。するとそこから40-Aとしブレイクチャンス。このときのロジャーはBP1つで十分でした。2ブレイクアップ。5-2
続くServing for the Matchをサービスポイント二つを含めきっちり締め、ゲームセット。
「このゲームは完全に支配した。決勝進出したぞ。」という思いのこもったガッツポーズを見せてくれました。
このセット、26分。いやぁ〜早かった。。。
Match Stats
http://www.sportresult.com/sports/tennis/davidoff/matchreport.asp?lang=&game=8_3
ロペス戦の記事「Federer deklassiert Lopez」
http://www.sf.tv/sfsport/artikel.php?catid=sporttennisartikel&docid=20081025-01
試合後のインタビュー「Interview mit Roger Federer」
決勝はナルバンディアンですね。
彼はこのインドアの時期になると強くなるんですよね。。。ストックホルムでも優勝してますし、マドリッドで負けたデルポにもリベンジを果たしてます。
好調と言って良いでしょう。
タフになること間違いなしです。
去年のマドリッド、パリの雪辱もありますし、是非勝って優勝してほしい!!!