■2006 TMS MADRID Final
R.Federer def F.Gonzalez 7-5,6-1,6-0
やったー!ロジャーのシャンパンファイトが見られました♪
優勝を決めた瞬間の表情が「ふぅ〜」と安心したような感じと、右足首を気にしているような感じに見えました。
スコア的には一方的に見えますが、内容は終始どきどき。
ファーストサーブが50%をきっていることと、ブレイクポイントで取ったゲームが50%を下回っている(6/13回)ところから、サービスゲームでもリターンゲームでも楽にゲームを支配できなかったことがわかります。そしてUEが29・・・。多いすね。
ゴンさん、1stセット第1ゲームでいきなりアタックしてきましたね。ロジャーもなんとかキープし、その緊張感のまま試合が進んでいきました。
終盤、ゴンさんの深いショットをバックハンドで処理したときに右足を滑らせました。ロジャーが滑って転倒するときって大体右足のアウトサイドで滑りますね。前にも見ました。一方向に足が持っていかれたので、ひねってはないと思いましたが、メディカルタイムアウトをとったときはドキッとしました。やっぱりこの時期は疲労がたまって動きに影響が出るのかなぁと思ったりしました。しかし、スローでスリップしたシーンをよく見ると、滑った瞬間右足を引っ込めてますね。反射的に踏ん張らないようにしていたところは運動能力が高いなと思わせました。
来週のバーゼルに影響なければ良いんですがねぇ。試合中は集中しているからそんなに痛みはないと思いますが、終わった後にズキズキくることがあるので、慎重に見てもらうと思います(わいが右足首を捻挫したときもそうでした)。
スリップしたすぐ後のポイントからゴンさん、ロジャーを振りはじめましたね。これが返って無理のあるプレーになってUEが増え始めたように感じました。
ロジャー、このチャンスを活かしみごとブレイク。足の心配もあるので、ロジャーはこの試合を早く終わらせたいと思っていたのかもしれません。それを感じさせたのが、2nd,3rdセットの序盤からブレイクしたときの「C'mon!」「Yes!」の叫び。相変わらずファーストサーブが入らなかったり、ラリーでせめてもUEになったりと波に乗り切れなかった部分もありましたが、それ以上にゴンさんが落ち込んでいる感じがありました。この微妙な精神状態の差が2ndセット以降の一方的な展開に現れたように思われます。
今日のロジャーは本調子じゃなかったように見えました。ゴンさんの強烈なフォアと、うまくおりまぜたバックのスライスでリズムが取り難かったのかもしれません。それでもファーストサーブ2ndセットは入れば100%ポイントをとったり、スライスでパスしたり、短いボールをポール回しでエースをとるあたりはさすがでした。
終盤見せたゴンさんのドロップショット、あれを早くから出されていたらもうちょっと試合が競っていたのかもしれないなぁと思いました。
試合後、場内のオーロラビジョンにこれまでのハイライトが流れていましたが、その中で放送局の人(?)がコートサイドの花をボールガールに渡して口説いていたところがなんとも面白かったです。ロジャーはじっと見ていましたが、どんなことを思っていたんでしょうかね。コートチェンジ中にスローが映されていたときも見てましたが、そのときはどんなことを思ってたんでしょうか。気になりました。