BNP Paribas Masters 2010Name: BNP Paribas Masters
Category: ATP World Tour Masters 1000
Place: Paris, France
Date: 07.11.2010-14.11.2010
Draw Size: S-48 D-24
Surface: Hard
Prize Money: € 2,227,500
Semi final
[12] G Monfils (FRA) d [1] R Federer (SUI) 76(7) 67(1) 76(4) - saved 5 M.P.ソダーリング/ロドラの試合が面白くて、24:00を回っても起きてました。
で、結局ロジャーの試合もがっつりw
そしたら月曜からのどの調子が悪くなってしまいました。
平日は試合観なかったんですが、なんだかんだで26:00近くまで起きてることが多かったので、明らかにこれまでの寝不足がたたっわけです。。。
トレーニング終わりの湯冷めってのもありますが、体力低下が否めません。
しかし、2試合ともすばらしかったですね。
特に印象に残ったのがロドラのネットプレイ。サービスもすばらしいかったですが、ネットに出ての飛びつきボレーがとてもアグレッシブで見ていて楽しかったです。
ファイナルセットもブレバして盛り上げてくれました。
ランキングも11位アップのキャリアハイ23位。来年来てくれたら今年撮ってもらったツーショットにサインをもらおうっと。
さて、ロジャーの試合に話を。
プレスカンファレンスでのロジャー。ちょっと目が潤んでますね。
今回の負け方が先のUSOとかぶってしまいます。
ロジャーは序盤から攻め込んでくるガエルの強打に対応しきれてませんでした。
これまで彼との対戦ではディフェンシブなイメージだったので、交わすのに少し時間がかかるのかなと思いました。
この試合はガエルのよさが光りましたが、ロジャーの調子がいまひとつというのもありました。
いつもならガエルのショットを交わして組み立てて崩すということをやってこれたんですが、フットワークが悪く、まず相手のショットを利用することに苦労してたような印象でした。
1st set(67(7))
RF K K K K K K
GM K K K K K K
tiebreak
RF K KKB K KK
GM KK K BKK KKB
1stセット、1stゲームがとても重かった。フットワークが悪いし、ガエルの強打が入るしで危ないゲームでした。
しかし、これまでの疲労があるなかでもサービスは比較的安定してました。
足に疲労がたまっていながらもきちんと体重を乗せて打てるサービスに惚れ惚れしました。
'08最終戦、'09AOでも腰・背中に怪我をしながらもきちんとサービスが打てる姿に感動しました。
途中ガエルが首のマッサージを受けてましたが、その後はまったく関係なかった。
彼のこけた後のうなだれる格好や顔をしかめるしぐさにだまされてはいけませんね。
たまに、「大丈夫か?」と相手が声をかけるのがなんかしなくていいよって思ってしまう。
そしてたびたびこけてサーフェスに汗が残っているのを気にしてか、ロジャーがしきりにキュッキュとコートを足ですってました(理由はあくまで予想です。)
このセットはガエルのサービスに隙がなく、いつものようにラリーにならないため、崩すことができませんでした。
1stゲーム以外は淡々と進み。TBへ。
TBは先にロジャーがすばらしいリターンでminiブレイクしたんですが、ミスヒットによりminiブレイクバックを許し、ドロップショットも決まらず、ロジャー優位な雰囲気から流れが変わり最後にブレイクされてしまいました。
セットダウンの原因はやはりUE:17ですかね。
2nd seet(76(1))
RF K K K K K K
GM K K K K K K
tiebreak
RF BK BBKKB
GM B
1stセットではなかったBPが、このセットの3rdゲームで30-40とやってきました。
サービスエース、DFとあれたポイントの中40-40×2とねばりましたが、結局ブレイクできず。
少し集中できてなかった感じでした。
結局チャンスはここだけで、そのままTBへ。
DFでminiブレイクスタートすると、ここから一気に流れがロジャーへ。
2ポイント目をスライス×2でつないだ後フォアの逆クロスで追い込み、スイングボレーでしとめる。理想的なポイントでした。
ロジャーも重要なポイントだということで、ガッツポーズ。
完全アウェーかと思いましたが、やはりパリはアートを好むわけで。
バックのダウンザラインからフォアのダウンザラインへきれいに組み立てて再びminiブレイクすると、ロジャーへの拍手、応援がすごい勢いで出てきました。
サービスでも1stがきっちり入り。終わってみれば7−1.
UE:5に抑えたのがすばらしい。
3rd set(67(4))
RF KBK K K K
GM K KBK K K
tiebreak
RF K K B K
GM KKB K B KK
1stゲーム。ロジャーは慎重でした。そして集中力をぐっとあげてきたのがよくわかりました。
隙なく40-15からキープに成功。
すると2ndゲーム、ブロックリターンで返しだすとガエルにミスが出始め、30-40.
ラリーで体に近いボールを即座にバック側に体を入れ替えて処理してからオフェンスにスイッチしてブレイクに成功。
ここからロジャーのフットワークが細かくなってきました。独特のフォロースイング時に歩きながら次の動作に移るあれです。
外側の足がきっちり出てスムーズでした。
ガエルは集中力が落ちてきたのか、1stサーブもハードヒットも入らなくなってきました。
ここからロジャーの流れへ。ガエルはいつものようにメンタル的体力が落ちたように見えました。
こうなるとロジャーのペース。
しかし、3-2.ロジャーのサービスゲーム、突如ガエルが息を吹き返しました。
40-Aからロジャーが踏ん張りきれずミスしてブレイクバックされてしまいました。
いつもならこれくらいのギアアップにはついていけるはずなんですが、やはり疲れていたんでしょう。
ついていけるほどの余力はなかったようです。
それでもブレイクバック後のサービスゲームはLoveゲームキープ。
5-4.ここから妙な感じなポイントが増えました。
ネットインで0-15と1stポイントはとれましたが、ガエルのサービス力が落ちず、ブレイクできず。
6-5.このゲームでなんと2度もネットインが。
DFで0-15のあと、リターンがネットインして0-30.
ここからフォアの逆クロス+フォアのクロスでエースをとり15-40.
このゲーム、ガエルの1stサーブがまったく入ってなかっただけに普通ならブレイクできそうなんですが、、、
オープンコートへのフォアの逆クロスをミスするなどで40-40へ。
そして、二度目のネットイン。
ロジャーもこのしぐさ。
しかし、これをチャンスにしてとれない今日のロジャー。
ガエルのサーブがボディーに来たので処理しきれず40-40.
次のポイントはアプローチ&ボレーで自らポイントをゲット。3度目のMP。
足を動かして粘ったけれどとれず40-40.
再び40-A。4度目のMP。これが最後のMPとなってしまいました。
アプローチ&ボレーがきまらず、ガエルのサービスが復活してブレイクできず、このセットもTBへ。
TBはフォアのUEで先にminiブレイクを許してしまいました。
2-4.ガエルのUEでminiブレイクバックできましたが、このセット序盤からよくなってきたフットワークが再び重くなり、良い1stサーブが入ったのにフォアのUEでminiブレイクダウン。そのままとられてしまいました。4-7.
MPが4つありましたが、今日の調子では勝てなくてもしょうがないかなと思いました。
あまり悔しさはありませんが、冒頭のロジャーを見るとやっぱり残念という気持ちが出てきます。
最終戦まで1weekしかありませんが、しっかりリフレッシュして挑んでほしいです。
ロジャー、お疲れ様でした。