TORAY PAN PACIFIC
TIA I
tokyo, Japan
QFということで試合数が少なくなり、13:00試合開始なのでいつもよりのんびりして12:00前に出発。13:50分に現地到着。
いつものように練習コートを陸橋から覗くと、
No.8コートでは、V.キングが練習、No.7コートでは、ダニエラちゃんが練習してました。
今日は第一試合が屈指の好カードだったし、練習コートにはサインもらえた選手だったので、即会場へ。
昨日とは違い、入り口で荷物検査がありました。
QFからそうなの?面倒だなぁ。
と思いながら中身を見せ、チケットを出しました。
第一試合。
(5) Svetlana Kuznetsova (RUS) d. (1) Jelena Jankovic (SRB) 26 75 75
先の検査の意味がわかりました。
皇太子殿下ご一行がロイヤルボックスに訪れたのです。
お忙しいのか、この試合だけ見て帰られました。
No.2とNo.7の戦いですが、実力伯仲といったところでしょうか。
ディフェンス&カウンターで展開するヤンコビッチと攻撃的に展開するクズネツォワ。
ヤンコビッチの攻撃力も極めたものと昨日さとったので、ほんとにどっちが勝ってもおかしくないと思ってみてました。
1stセットはファーストに苦しんだクズネツォワがセカンドで叩かれて劣勢になりヤンコビッチが先取。
しかし、ヤンコビッチもクズネツォワの強烈なリターンにプレッシャーがかかっていたのかファーストに苦しんでいましたね。
ラリー勝負でこのセットブレイクしてものにしたといったところでしょうか。
しかし、
2ndセットからお互い本来のプレイでぶつかり合います。
ブレイクされたらブレイクし返すという意地が見えました。
ものすごくピリピリした雰囲気を会場に漂わせ、二人のオーラが観客を包んでいました。
ブレイク合戦になり、先にキープしたのはヤンコビッチで5-5、しかしその後クズネツォワもキープし6-5。
そして最後の最後でクズネツォワがラリーで一球一球声を出しながらブレイク!
底力を見せてセットオールに持ち込みました。
この気迫はすごかった。
3rdセットも同じような展開からやはり先にキープしたのはヤンコビッチ、しかしクズネツォワもキープし、一向に流れを譲らず。
最後は今大会女子ではあまり見られないサーブ&ネットのストップボレーでクズネツォワが勝利。
いや、とにかくすごい試合でした。2時間半の大熱戦。
これだけでお腹いっぱいになりました。
クズネツォワ。サインボールを皇太子さんにあげるところがにくかったですw
一度は届かず失敗しましたが、二度目はストライク。
左右にぶれることなくきっちり皇太子さんの手のひらにすぽっと。
やはりプロはそのへんのコントロールがすばらしいと思った。
皇太子さんもナイスキャッチでした。
ウィナーズインタビューもインタビュアーにリクエストされることなく自ら皇太子さんに来てもらえて光栄と付け加えるところがさすがテニスを行う淑女というところでしょうか。
このインタビュー、第一試合しか行われませんでした。
体裁を整え、しっかりやってるよというところを皇太子ご一行に見せるためだけなんでしょうか。。。
ちょっとそれはどうなのと思ったけど。
あと昨日までと違ったのが、QFからラインパーソンが片側2人→3人に増えてました。
普通に戻ったと言ったほうがいいのでしょうか。
昨日までは、リターン側の2人のうち一人が、センターラインとサイドラインをかけもちでやってました。
今日はサービスのセンターライン専用のラインパーソンがいて3人。
経費削減?とか思いました。
第二試合。
Nadia Petrova (RUS) d. (6) Agnieszka Radwanska (POL) 63 60
先の第一試合がすごかったもんで外に出てテレビで観戦。
ペトロワがアナのときのようなプレイを出してくれば、ラドワンスカと言えどあぶないかもと思ってました。
ショットの威力だったらペトロワの方に分があると思っていたので。
そしたら2ndセット、ベーグルでした。
ペトロワ復活の兆しが見えてきた。No.20とは思えないプレイぶり。
外は雨、冷えてきたのでそろそろ中に入ろうかと思いました。
そういえば、二日目、外のベンチで休憩してたらロッカーに戻るアンナを発見したんだよなぁ。
サインもらえるチャンスを逃してしまいました。
ダブルスで残っていたので、練習していた模様です。
普通、選手って大きいから目立って即反応するんですが、アンナは僕と同じ170cm。
「あれ?あれ?フィッシャーのラケットバッグだ。。。」
と思ってじーっとみてたらいなくなる瞬間「あ゛っ!アンナだ」って気づき。。。
ときすでに遅し、すたすた早歩きでいってしまいました。
おにぎり両手にもってたし、第一歩が踏み出せなかった。
しかも、そのときパンフとサインペンしかもってなかったんだよなぁ。
サインをもらえたにしろ、ツーショット写真はとれなかった。
あれがラストチャンスになろうとは。。。うう。残念。
第三試合。
(Q) Katarina Srebotnik (SLO) d. (3) Elena Dementieva (RUS) 63 64
スレボトニク。ほんとに大物食いなプレイヤーですね。
この日、ディメンティエバはファーストサーブが入らなかったです。
まぁ、この選手はダブルフォルトが多くても全く気にせずプレイするタイプなんですが、
最近サービスからの展開もできるようになったので、サーブの調子が悪いとリズムが狂ってくるようです。
しかも、この日はスレボトニクの早い展開にやきもきしながら深いボールをうまく処理できずかなりイラだっていたのもあり、ファーストがフォルトになると声を出していました。
ラリーで主導権をなかなかとれないとディメンティエバとしてはフラストレーションがたまりますよね。
加えてスレボトニクはネットプレイヤーでもあるので、深いボールからささっと前に出てボレーされるとなおさらカチンとくるでしょう。
さらにさらに強烈なサービスもある。No.24の選手とは思えない。
今日ほどのプレイが続けばもっとランクが上がっていてもおかしくないです。
大物食いはするけど、同じようなランクの選手や下位の選手とあたって負けると今のままですね。
しかし、今大会予選上がりからベスト4ですよ。すごいですね。
てか、スレボトニクが予選からってのでTIA Iってすごくでかい大会ですね。。。
それが日本で開催されるのが嬉しい。
男子でもマスターズレベルの試合がほしい。
第四試合。
(4) Dinara Safina (RUS) d. (Q) Kaia Kanepi (EST) 64 67(5) 62
サフィーナ。チェクペターゼなど強豪を破りしかも予選上がりの相手なので、ちょっと力でねじ伏せようという意気込みを感じました。
クロスでの打ち合い、センターでの打ち合い、しかしカネピのストローク力は侮れないですね。まともに打ち合ってもミスしません。
逆にクロスラリーからダウンザラインに切り返されたり、センターでの打ち合いから逆クロス、クロスにライン上を狙われたりしてました。
サフィーナは1st、2ndセットともファーストがまったく入りませんでしたね。
それゆえサービスゲームでラリーになったとき、主導権がなかなかとれませんでした。
ファーストセットは最後にブレイクしてなんとかもぎとれましたが、2ndセットはお互いブレイク後、なんとかキープもして、タイブレイクへ。
サービスが安定しないのでタイブレイクになるとちょっと厳しいなぁと思ったら、案の定さくっと取られてしまいました。
しかし、3rdセットに入る前バスルームブレイクで着替えを済ませ、冷静さと堅実さを取り戻したようです。
リターンゲームも確実にリターンを返し、今までなかったライン上へのクロスショットが決まりだす。サービスもファーストが入るようになり、先制することができ、ラリーでのポイントが先攻。1st、2ndセットで競った時間がうそのようにさくっとファイナルをとりました。
最後、サインボールを「投げる」のがサフィーナ流らしく、これが一階席の上段までよく届くw
ベンチの後ろ側(東側)のファンには、ロシアからの応援者が来ていたので(試合中英語じゃなかったので何て応援してたのかわからなかったけど)したまで降りて来てもらって手渡しでサインボールをあげてました。
なんと心温かい。わいは思わず拍手しました。
今日の観戦はこれまで、13:00開始で四試合でしたが、ファイナルセットの長い試合があったので、22:00近くまで会場にいました。
サフィーナの試合で2ndをカネピにタイブレイクとられたとき、ラケットをたたきわってワーニングとられましたが、その雰囲気からかほとんどのお客さんが帰りだしました。
「こりゃ負けるな」とでも思ったんでしょうか。
まぁわいにとってはラッキー。
SS席の上段から下まで降りて良い席で応援しちゃいましたw
実際、流れはカネピにいかず、サフィーナの勝利になったわけだし、テニスってわからないですね。
逆に昨日のアナ/ペトロワ戦でも言えますね。
2ndセットを6-1でとったアナですが、3rdセットの前にバスルームブレイクをペトロワがとり、それまで苛立っていたペトロワが冷静になり、逆転。
アナが2ndセットの流れを活かしきれませんでした。
総括:
間の取り方(バスルームブレイク、ポイント間のタオルの要求)とか実際生でテニスを見ると勉強になります。
サイン:
なし(疲れていたのもあり、動き回らず試合に集中しました)
今日まで女子のラリーを中心とした試合をみてきました。
ロジャーのような展開の早い試合がみたいと思いましたね。
と思って、帰ってネットを開くとデ杯やってました。
ベルギーとのPlay-offs。
シングルスR1,R2のスタン君、ロジャーともに勝利。
ロジャーは3セットストレートで勝利。さすがです。
ファーストサービスがほんと安定していて、エースも多かった。
ファーストサービスに苦しんで苛立っていた選手たちの気持ちを感じ取っていたのでスカっとしました。
3:00まで起きてて良かった。